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【USD/JPY】1時間足チャート分析|2025年5月7日

【USD/JPY】1時間足チャート分析|2025年5月7日

USD/JPY分析 – 143.50を超えられず、下落再開の兆しも

概要(2025年5月7日)

USD/JPYは現在143.16付近で推移しており、ここ数時間は一時的な反発を見せたものの、依然として中期的な下落基調から脱却できていません。特に、143.50〜143.60にかけて強固なレジスタンス帯が形成されており、上昇を試みるも押し戻される場面が続いています。テクニカル指標では、200時間移動平均線(200MA)が依然として下降トレンドを示しており、50MAも下向きで推移中。これらが上値を重くしており、再び下方向へのブレイクが警戒される状況です。

注目ポイント1:移動平均線とローソク足の関係

チャートを分析すると、価格は200MA(赤線)および50MA(青線)をともに下回って推移しており、テクニカル的には売り優勢の典型パターンが継続しています。特に143.40〜143.50の水準では、複数回にわたりローソク足の上ヒゲが確認されており、このエリアが強い売り圧力を受けていることが伺えます。これらの移動平均線がデッドクロス状態となっていることも、中期的な下落トレンド継続のシグナルと解釈できます。

注目ポイント2:ADXとDMIが示す売り優勢の継続

チャート下部のADX(黄色線)は、0.15台から徐々に0.20に近づきつつあり、トレンドの発生が視野に入りつつあります。DMIでは、+DI(緑線)がやや優勢な場面が見られますが、方向感は拮抗しており、ADXの上昇が続くかどうかがトレンド継続の鍵となります。特に、−DI(赤線)が再び優位に立つようであれば、再下落への備えが必要です。

注目ポイント3:出来高の変化が示す転換の兆候

出来高(ボリューム)の動向にも注目が必要です。直近の大陰線に対して比較的高水準の出来高が伴っており、売り圧力の強さを示唆しています。一方、上昇局面では出来高が鈍化している点が見受けられ、買いエネルギーが弱い可能性があります。今後、出来高を伴う143.00割れの動きが出れば、売りの加速が想定されるでしょう。

※画像出典:cTraderプラットフォーム

今後の展開予想とトレード戦略

USD/JPYは、次のような重要ポイントを中心に値動きが分岐する可能性があります。

  • 143.50の上値抵抗帯:複数回跳ね返されており、今後も突破には強い買い材料が必要です。
  • 143.00の心理的サポートライン:ここを下抜ければ、次のターゲットは142.50や142.00付近。
  • ADXの推移:0.20を超えてくればトレンド発生が意識され、トレード判断の材料として重要です。

トレードシナリオ例

弱気シナリオ(下落継続狙い)
エントリー:143.40〜143.50付近の反発失敗を確認後、戻り売りエントリー
利確目標:143.00→142.50→142.00(段階的に)
損切り:143.70超えで一旦撤退

強気シナリオ(短期ロング)
エントリー:143.00でのサポート確認後、反発を狙った短期ロングエントリー
利確目標:143.50〜143.60(200MA付近)
損切り:142.85割れで損切り徹底

ファンダメンタルズ補足:

米ドル/円はテクニカル面だけでなく、米国の金利動向や日銀の政策スタンスにも強く影響を受けます。今週は米雇用統計やインフレ指標(CPI)の発表が控えており、ボラティリティ上昇の可能性があるため、ポジション管理には特に注意が必要です。利上げ期待が後退すればドル売り・円買いが加速し、142円台への突入も視野に入ってきます。

まとめ:

USD/JPYはテクニカル的に移動平均線が上値を抑え、ADXと出来高も下落圧力の強さを示しています。143.50が明確な壁となっており、反発局面は戻り売りの好機と捉える戦略が有効です。短期的な上下動には警戒しつつ、明確なサポート・レジスタンスのブレイクに注目して、戦略を組み立てることが重要です。

免責事項:

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。すべての取引判断はご自身の責任でお願いいたします。
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DANIEL JOHN GRADY
著者

Daniel John Grady は、金融アナリスト兼ライターです。彼は財務管理の学位を持つ元 CFO であり、英語とスペイン語の両方で出版されています。 10年以上の株式取引経験を持つ彼は、主にラテンアメリカを中心とした外国為替と新興市場に関心があります。

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