フォーチュン・プライム、オーストラリアでCFDを提供するGMTマーケッツを買収

FPGキャピタル・グループとして取引されているフォーチュン・プライム・グローバルは、外国為替と差金決済取引（CFDs）へサービスを拡大するため、オーストラリアのデリバティブ・プロバイダーであるGMTマーケッツの買収を発表した。

Fortune PrimeがGMT Marketsを買収

メルボルンに本社を置き、シドニーやその他の地域にオフィスを構えるフォーチュン・プライム・グローバル・ポートフォリオは、建設、住宅ローン仲介、為替サービス、不動産開発、輸出入ベンチャーを網羅している。このたびの買収により、フォーチュン・プライム・グローバルは、より幅広いサービスを提供できるようになる。

「オーストラリアのクライアントにサービスを提供できることをうれしく思います。FPGキャピタルにとって、金融サービス分野へのさらなる進出は大きな節目となります。当社の目標は、トレーダーに優れた執行とサービスを提供することであり、将来を楽しみにしています」と、フォーチュン・プライム・グローバルの事業開発責任者であるマーク・ツァンは語った。

GMT Marketsは2011年に設立された。オーストラリア証券投資委員会（ASIC）の規制を受けており、新オーナーはこれを利用してサービスを提供することができる。

Fortune Prime Global資本グループは、すでにオーストラリアでFXとCFD取引サービスの提供を開始している。同社はFPG Capital Groupブランドのもと、GMT Marketsのライセンスを取得してサービスを提供しているが、このたびFortune Prime Global Capital Pty Ltdに移管された。GMTマーケッツのウェブサイトには「サイトはメンテナンス中」のメッセージが表示され、完全閉鎖を示唆している。

FPG Capitalは外国為替、株式、コモディティ、暗号通貨、指数のCFD取引を提供している。オージーのライセンスとは別に、同社はバヌアツ金融サービス委員会（VFSC）の認可を得て、グローバルに取引サービスを提供している。

オージー市場の厳格なルール

オーストラリアは、FXおよびCFD取引において成熟した市場の1つです。同国での活動はASICによって厳しく規制されており、現地での認可が義務付けられています。

最近、オージーの規制当局は、設計および販売義務（DDO）に関するコンプライアンスに厳しくなっています。ASICはいくつかのブローカーに対して措置を講じ、先月にはCFDブローカーのMitrade Globalの業務を21日間停止した。ASICが指摘した他の有名ブランドはSaxoとInteractive Brokersである。