logo

RBA、7月は据え置き・8月から段階的利下げへ|インフレ鈍化と経済成長減速が背景

RBA、7月は据え置き・8月から段階的利下げへ|インフレ鈍化と経済成長減速が背景

【RBA最新動向】豪準備銀行、7月は現状維持・8月以降段階的利下げか|経済と金融政策の見通し

2025年6月|シドニー発オーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策を巡り、ウエストパック銀行は「7月理事会は据え置き、その後8月から段階的な利下げが始まる」と予測しました。背景にはインフレ率の鈍化、経済成長の減速、雇用や人口動態の変化が挙げられます。本記事では最新予測の詳細、主要経済指標、今後のリスクや注目ポイントを解説します。

要約:RBA金融政策の最新シナリオ

  • 2025年7月の理事会で政策金利(3.85%)は据え置き見通し
  • 8月・11月に各25bpの利下げ、2026年前半にも追加利下げ予測
  • インフレ鈍化、GDP成長率の減速、人口増加率の低下が利下げ要因
  • 消費者物価指数(CPI)と雇用統計が今後の金融政策を左右

インフレ率の推移

2024年にピークを付けたインフレ率は、2025年には明確な鈍化傾向。ウエストパックの予測では「トリム平均」インフレ率がRBA目標レンジ(2〜3%)の中央値を下回る可能性があり、これは利下げサイクル入りの大きな根拠となっています。

GDP成長率と消費の減速

最新のGDP成長率は2.3%へ鈍化し、消費者心理も慎重化。住宅需要や投資の伸びも限定的で、内需の力強さが減退しています。

雇用市場と賃金動向

雇用市場は一見好調でも、賃金上昇率の頭打ちが消費マインドの重石に。移民流入減や人口増加率の低下も全体需要を抑制しています。

ウエストパックの予測:今後の利下げとリスク

ウエストパックは「RBAは金融政策の“前倒し大幅緩和”には消極的で、段階的・慎重な利下げ路線を維持する」と指摘。8月・11月に0.25%ずつ利下げし、2026年前半にも2回追加し、政策金利は2.85%まで下がるとみています。インフレ鈍化や経済指標次第で、時期・回数の変動リスクも存在します。

チーフエコノミストのルーシー・エリス氏は「年末には消費・企業活動の鈍化で“想定外のディスインフレ圧力”も起こりうる」とし、公共から民間への需要移行の弱さ、賃金上昇鈍化も下方リスクと分析しています。

今後の注目ポイント

  • 8月・11月の政策理事会と金利発表
  • CPIやGDP・雇用統計など主要経済指標
  • 消費・企業投資・人口動態の変化
  • 市場金利や為替相場の反応

結論:豪金融政策は転換期、最新情報はFIXIOブログで

ウエストパック予測通りであれば、RBAは2025年後半から2026年にかけて段階的な利下げに踏み切る公算が大きいと言えます。金利変動が住宅ローンや企業投資、為替相場へ与える影響も見逃せません。
金融政策・経済統計の最新ニュース、相場の見通しや解説記事は、FIXIOブログで随時チェックしてください。


※本記事はテクニカル分析やファンダメンタルズ分析の観点から解説しています。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

RBAは7月に金利据え置き、8月以降は段階的な利下げが予想されています。
インフレ鈍化やGDP減速を背景に、最新の金融政策動向を解説します。

外国為替取引ブローカーのバナー

NDD方式による優れた取引執行・取引条件。

DANIEL JOHN GRADY
著者

Daniel John Grady は、金融アナリスト兼ライターです。彼は財務管理の学位を持つ元 CFO であり、英語とスペイン語の両方で出版されています。 10年以上の株式取引経験を持つ彼は、主にラテンアメリカを中心とした外国為替と新興市場に関心があります。

あなたもそうかもしれません
コメント (0)
Show more

コメントを投稿する

user
user
email
最高の取引アプリ 今すぐ口座を開設してください!

オンラインFX業界は、世界中の投資家が売買を行うためのプラットフォームを提供しています。 

ニュースレターの購読

デイリーニュースレターを購読して、選りすぐりの外国為替市場の最新情報を入手しましょう。

フィクシオとつながる
為替
1.00 USD = 0.67 GBP
最高のトレーディングアプリで、今すぐ口座開設を!

最高のトレーディングアプリで、今すぐ口座開設を!

FIXIO (フィクシオ)ブログ
Telegram ホーム FIXIO Deposit 入金
FIXIO プロモ プロモ FIXIO Support FAQ
Telegram LINE Instagram X (Twitter) Youtube