2025年6月10日時点で、BTC/USD(ビットコイン/米ドル)は109,000ドルの重要なレジスタンスラインを突破し、110,000ドル台に迫る強気トレンドが明確になっています。これには、買い圧力の強まりや短期~中期のテクニカル指標が一連の強気シグナルを示している点など、背景には多くの要因が考えられます。
今回の分析では、テクニカル分析を軸に、移動平均線、MACD、ADXに加えて、新たにRSI(相対力指数)とオンバランス・ボリューム(OBV)を取り入れ、市場の方向性と心理状態を多角的に評価します。
RSIとは、直近の値動きの強さを数値化する指標で、70超は買われ過ぎ、30割れは売られ過ぎを示唆します。現在、価格上昇に伴いRSIも65〜75近辺で推移中で、短期的には若干の過熱感があるものの、押し目買い判断に有効という点でも注目されます。詳細はRSIをご覧ください。
OBVは、出来高を使ってトレンドの勢いを示す指標で、価格と同方向に上昇すれば勢いが継続中と判断されます。当チャートでも価格とOBVが連動して上昇しており、値動きの裏に実需の存在があることが裏付けられます。詳しくはOn‑Balance Volume (OBV)をご参照ください。
価格は50MA(青)・200MA(赤)とも上回って推移しており、ゴールデンクロスの前段階ともいえる構図です。MAはサポートラインとして機能しやすいため、108,000〜106,000ドルへの押し目を拾う戦略も有効になるでしょう。詳細は移動平均線をご参照ください。
MACDラインがシグナルラインを上回り、ヒストグラムもプラス圏を維持しています。これは明確なモメンタムの存在を示す強気シグナルで、上抜け後にも勢いが続いている状態です。モメンタム指標の詳細はモメンタムをご覧ください。
ADXは70前後に位置しており、強力なトレンドの進行を意味します。一般に25以上はトレンドがある状態とされますが、70を超えると過熱と共に反動のリスクが増す可能性もあるため注意が必要です。
価格が109,000ドルを上抜ける際に出来高も急増したことから、信頼性の高い「出来高を伴ったブレイクアウト」であったと判断できます。さらにOBVも連動して上昇しているため、ブレイクに裏付けがあると言えるでしょう。
レベル | 価格 | 意味・根拠 |
---|---|---|
短期レジスタンス | 110,500ドル | 直近高値、心理的節目 |
次の目標価格 | 112,000ドル | ラウンドナンバーかつ重要節目 |
短期サポート | 108,000ドル | 20EMA付近、押し目買い候補 |
中期サポート | 106,000ドル | 200MAおよびOBV集中帯 |
BTC/USDは109,000ドル突破後、複数のテクニカル指標が一致して強気バイアスを支持しています。RSIやADXにより過熱警戒も必要ですが、OBVと出来高の連動、高値圏でのMACD・モメンタムの継続が確認されており、上昇トレンドは継続するとみなせます。
戦略としては以下が考えられます:
このように、複数指標を組み合わせてリスクとリワードを明確にした戦略構築が、トレードの成功に寄与します。
※免責事項:本記事は情報提供を目的としており、具体的な投資助言ではありません。必ずご自身で調査・判断ください。
BTC/USDは1時間足チャートで109,000ドルのレジスタンスを突破し、強力な上昇トレンドが確認されました。RSI、MACD、OBVといったテクニカル指標も上昇継続を示しており、順張り戦略が有効な局面となっています。
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