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【EUR/USD】1時間足チャート分析|2025年5月1日

【EUR/USD】1時間足チャート分析|2025年5月1日

EUR/USD分析 – 1.1320割れで下値模索、売り主導のトレンド鮮明に

概要(2025年5月1日)

EUR/USDは1.1320の重要なサポートを割り込み、テクニカル的には明確な下落基調に入っています。現在のチャート構造は、高値切り下げ・安値更新という典型的なベアトレンドの初期段階を示しており、戻りが限定的である限り売り目線が継続すると見られます。ADX、DMI、移動平均線(50MA・200MA)、さらに出来高の増加という複合的なシグナルが、下落圧力の強さとトレンド発生を裏付けています。短期的には1.1300の防衛が焦点となりますが、割り込めば1.1250台への調整も想定される局面です。

注目ポイント1:移動平均線の明確な下抜けでトレンド転換確定

EUR/USDは50時間移動平均線(青線)および200時間移動平均線(赤線)の両方を明確に下回って推移しており、トレンド転換が確定した形となっています。特に4月30日〜5月1日にかけて、50MAがレジスタンスとして機能し続けており、戻り売りの絶好のエントリーポイントとなっています。さらに、50MAが200MAよりも下を推移する「デッドクロス」状態が継続しており、中期的にも売り優位な構図です。

注目ポイント2:ADXとDMIが示す下落トレンド初期段階

チャート下部のADX(黄色ライン)は現在0.15台後半に位置しており、徐々に上昇傾向を示しています。トレンド発生の閾値とされる0.20を超える手前で推移していることから、今後のブレイクアウトへの警戒感が高まります。また、DMIでは−DI(赤線)が+DI(緑線)をしっかりと上回っており、明確な売り優勢を示唆。ADXと−DIの関係から見ても、下降トレンドが形成される初動と解釈できます。

注目ポイント3:出来高の増加が示す売り圧力の信頼性

注目すべきは出来高(ボリューム)の推移です。4月30日のロンドン時間以降、出来高が緩やかに増加し始め、特に5月1日の東京時間では1.1320割れと同時に明確な出来高増が観測されています。これは市場参加者が売り方向に本格的に動き始めたことを示しており、下落トレンドの信頼性を裏付ける重要な要素となります。テクニカル分析において、出来高を伴ったブレイクは最も信頼性の高いシグナルの一つです。

※画像出典:cTraderプラットフォーム

今後の展開予想とトレード戦略

現在のEUR/USD相場は、いくつかの重要ラインとテクニカル条件をもとにシナリオ分岐の局面にあります。

  • 1.1320のサポート割れ継続:このラインを明確に下抜けたことで、次の注目水準は1.1300および1.1250となります。
  • 1.1340〜1.1350ゾーンでの売り反応:仮に反発があってもこのゾーンは強いレジスタンスとなる可能性が高く、戻り売り戦略が機能しやすい地合いです。
  • ADXが0.20を突破するか:突破すれば本格的なトレンド入りとなり、売りポジションの構築にとって非常に有利なタイミングと判断されます。

トレードシナリオ例

ベアシナリオ(下落継続を想定)
エントリー:1.1320割れ確認後、売りエントリー
利確目標:1.1280〜1.1250
損切り:1.1355超え

ブルシナリオ(短期リバウンド狙い)
エントリー:1.1320近辺での反発を確認後、短期買いエントリー
利確目標:1.1345〜1.1350
損切り:1.1300割れ

まとめ:

EUR/USDは、テクニカル的に明確な売りトレンドに入っており、今後も戻り売り戦略が有効な相場環境が続くと見られます。移動平均線、ADX、DMI、出来高といった複数のシグナルがすべて下落を支持しており、1.1320割れの動きは相場にさらなる方向性を与える可能性があります。特にADXが0.20を突破すれば、売りトレンドが加速する兆候となるため、トレードの方向性を明確に定めるための判断材料として注視が必要です。

免責事項:

本記事はあくまで情報提供を目的としており、特定の通貨ペアの売買を推奨するものではありません。すべての取引判断は自己責任で行ってください。
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本記事は情報提供のみを目的としており、金融または投資の助言を行うものではありません。本文中の分析および戦略は過去のデータや現在の市場状況に基づくものであり、今後変更される可能性があります。投資判断を行う際は、必ずご自身で調査を行い、必要に応じて専門家にご相談ください。

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DANIEL JOHN GRADY
著者

Daniel John Grady は、金融アナリスト兼ライターです。彼は財務管理の学位を持つ元 CFO であり、英語とスペイン語の両方で出版されています。 10年以上の株式取引経験を持つ彼は、主にラテンアメリカを中心とした外国為替と新興市場に関心があります。

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