ロールオーバーの計算方法
ロールオーバーの計算は複雑に聞こえますが、実際にはかなり簡単です。以下の3つの情報が必要です。
1. 取引するペアの為替レート
2. 取引した両通貨の利子率
3. 実際に取引した金額(例:ロットサイズ)
ここで、取引中にロールオーバーがどのように機能するかを見てみましょう。AUD/USDのロングトレードを行ったとします。つまり、AUDを買い、USDを売ったことになります。通貨交換レートは1.0386です。オーストラリア準備銀行の金利は4%、米国の連邦金利は0.25%です。この場合、標準ロットである$100,000で取引しています。
そして、以下の計算を行います。
((ロットサイズ×(買った通貨の金利-売った通貨の金利))/(1年の日数×現在の為替レート)=ロールオーバー)
つまり、あなたのトレードでは、次のようになります。
((10万ドル×(0.04 - 0.0025)) / (365 x 1.0386) = ロールオーバー)
(($10 万ドル×(0.0375)) /379.089 = ロールオーバー
3,750 / 379.089 = $9.89
このトレードでは、ロールオーバーの金利スワップで9.89ドル儲かることになります。しかし、代わりにAUD/USDを売った場合は、話が変わってきます。9.89ドル請求されることになります。
これは非常に大きいように思えるかもしれませんが、10万ドルまたは1標準ロットの取引であることを考慮すると、非常に小さいものです。標準ロットの1ピップは10ドルの価値があるので、ペアを買ったか売ったかに応じて、1ピップだけ得をしたり損をしたりしたことになります。
この例で、ロールオーバーの重要性がお分かりいただけたでしょうか。
夜間に取引を行うことが多い場合は、取引量の多い通貨の金利をメモしておくと便利です。
ロールオーバーを回避する方法
ロールオーバーがまだ分かりにくい、またはロールオーバーを請求されたくないという方には、簡単な答えがあります。
ロールオーバーを避けるには、ブローカーがロールオーバーを開始する時間帯に取引を行わないようにすればよいのです。また、多くのブローカーは水曜日にトリプルロールオーバーを請求するので、木曜日や金曜日にはロールオーバーを請求しない。木曜日に取引を開始し、必要であれば金曜日まで夜間保有することで、これを利用できる場合があります。
ただし、ブローカーがどのようにロールオーバーを適用するかは常に確認する必要があり、不測の事態に陥らないようにしましょう。
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