下落が続く中、XAUUSD(ゴールド)は反発の兆しを見せているのでしょうか?それとも、再び下値を目指す展開となるのでしょうか。本記事では2025年6月19日時点の1時間足チャートを用い、テクニカル分析による相場見通しを詳しく解説します。メインシナリオとともに、強気・弱気両方のシナリオを分かりやすくまとめています。
1時間足チャートでは、XAUUSDは高値・安値ともに切り下げる展開が続いており、明確な下落トレンドが確認できます。直近では3370ドル台を下抜けてから一時的な反発を見せ、現在は3380.27付近で推移中。価格は依然として50期間移動平均線(MA50・黄色)や200期間移動平均線(MA200・赤色)の下側で推移し、上値の重い状況です。急落時には出来高も急増しており、短期的な売り圧力が依然根強いことを示唆しています。
移動平均線では、MA50(黄色)がMA200(赤色)の下に位置し、弱気のパーフェクトオーダーが継続。価格も両移動平均線を下回ることで、戻り売りが入りやすい形です。MACDのヒストグラムは依然としてマイナス圏を維持し、ライン同士の収束は見られますが、明確なゴールデンクロスは出ていません。ADX(平均方向性指数)は20付近で推移し、トレンドの勢いそのものはやや弱まっています。急落時に出来高が膨らむ一方、戻り局面では買いのエネルギーが細っている点も、依然として売り優勢を示唆します。
現状を総合的に分析すると、主役は依然「3385ドルを超えられない限りの下落トレンド継続」です。戻り局面では3380~3385ドルが強いレジスタンスとなり、反落が出やすいエリア。ここで再び売り圧力が強まれば、まずは3365ドル、さらに3350ドルが視野に入ります。
両移動平均線の上抜けやトレンド転換サインが出るまでは、売り目線を維持するのが基本戦略となります。
3385〜3390ドルを明確に突破し、終値でも移動平均線を上抜ける動きが出た場合は、短期反発のシナリオに転じます。この場合、MACDのゴールデンクロスや出来高増加など、さらなるポジティブシグナルが重なる必要があります。上値のターゲットはまず3400ドル、その先は3410ドルが意識されます。
ただし、この強気シナリオは現状あくまで代替案。移動平均線の明確な上抜けや複数シグナルの好転が出るまでは、慎重な対応が求められます。
総じて、XAUUSD(ゴールド)は3385〜3390ドルが強いレジスタンスであり、ここを超えない限り下落トレンド優勢という見方が有力です。下値の注目ポイントは3365ドル・3350ドル。反対に、力強い上抜けが現れた場合は短期反発にも警戒が必要です。主要なテクニカル分析指標や価格帯を丁寧に見極め、リスク管理を徹底しましょう。あなたはこの分岐点でどちらに賭けますか?
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※免責事項:本記事は情報提供のみを目的としたものであり、投資助言を構成するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。
2025年6月19日版XAUUSDテクニカル分析。MA・RSI・MACDを使ったH1でのゴールドのエントリー、損切、利確ポイントを解説。
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