XAU/USD(金/ドル)は現在、1時間足チャートで3255ドル付近で推移しており、直近の上昇局面が一服しつつあります。5月2日から反発が続いていましたが、3260ドル付近で上値が重くなり、調整の動きが見られています。テクニカル的には50時間移動平均線をやや上回って推移しており、短期的には上昇バイアスが優勢ですが、200時間移動平均線(赤線)が依然として上に位置しており、中期的なトレンドは依然として下向きです。
XAU/USDは現在、50時間移動平均線(青線)の上で推移しており、短期的には買い勢力がやや優勢ですが、200時間移動平均線(赤線)には依然として届かず、抵抗帯として機能しています。このことから、今後の値動きは3260ドル〜3270ドルのレンジ突破がカギを握りそうです。この水準を明確に上抜ければ、さらなる反発余地も視野に入ります。
ADX(黄色ライン)は現在0.10〜0.15付近で推移しており、明確なトレンドが発生していない「レンジ局面」と解釈されます。一方で、+DI(緑線)が−DI(赤線)を上回る状態が続いており、じわりと買い勢力が優勢になっていることが見て取れます。ADXが0.20を上抜ける展開となれば、上昇トレンドの確定シグナルと見なされるでしょう。
出来高は反発初期に比べてやや落ち着きを見せており、現在は方向感を模索するフェーズに入っています。特に、3260ドル付近では過去にも売り圧力が強まった形跡があり、この水準を抜けられるかどうかが次の展開を左右します。
※画像出典:cTraderプラットフォーム
強気シナリオ(上昇継続)
エントリー:3260ドル突破確定後にロングエントリー
利確目標:3280ドル付近
損切り:3250ドル割れ
弱気シナリオ(反落狙い)
エントリー:3260ドル付近での反落確認後にショートエントリー
利確目標:3230〜3220ドル
損切り:3270ドル超え
XAU/USDは現在、短期的な上昇バイアスがありつつも、明確なトレンド形成前の「静かな攻防局面」にあります。ADXとDMI、そして移動平均線の動きを総合的に判断しながら、方向感が出るタイミングを見極めることが重要です。3260ドルの攻防を注視し、トレンドフォロー型戦略を検討しましょう。
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