EUR/USDは現在、1.1340付近での攻防が続いています。数時間前には1.1300を一時割り込みましたが、その後下ヒゲを形成して反発。現在は200時間移動平均線(赤線)付近に接近しており、短期的な戻り基調が意識されています。ADXとDMIの構成を見ると、トレンドの発生段階に差し掛かっており、1.1340を明確に上抜けるか、再び抑えられて下落するかの分岐点となりそうです。
50時間移動平均線(青線)は一時的に下抜けられたものの、現在は価格が再びその上に乗る形となっており、短期の買い意欲が見え隠れしています。ただし、200時間MA(赤線)は依然として上値を抑えるレジスタンスとして意識されており、1.1340〜1.1350のゾーンが重要な分岐点です。このエリアをブレイクできなければ、戻り売りが強まる可能性があります。
ADX(黄色線)は上昇傾向にあり、現在は0.15台で推移。これはトレンドがまだ本格化していない「初期段階」にあることを意味します。DMIの構成では、+DI(緑線)が-DI(赤線)を明確に上回っており、短期的な買い優勢が読み取れます。ADXが0.20を超える動きが出れば、1.1370超えを目指す新たな上昇トレンドが形成される可能性も考えられます。
反発局面で出来高がやや上昇していることは、底値圏での買い意欲の存在を示しています。特に1.1300〜1.1320のサポート帯での買いが意識され、ここを再び下抜けるような動きが出ない限り、短期的な買いトレンドが続く可能性があります。逆にこのゾーンを割り込むと、再び1.1280〜1.1260への下落圧力が強まります。
※画像出典:cTraderプラットフォーム
強気シナリオ(上昇狙い)
エントリー:1.1345上抜け確定後にロングエントリー
利確目標:1.1370〜1.1400
損切り:1.1325割れ
弱気シナリオ(戻り売り狙い)
エントリー:1.1340付近で反落シグナル確認後にショートエントリー
利確目標:1.1300〜1.1280
損切り:1.1355超え
EUR/USDは、短期的な反発局面にあるものの、1.1340〜1.1350のレジスタンスゾーンを突破できるかが今後の鍵を握ります。移動平均線、ADX、DMI、そして出来高の動向を総合的に判断すると、トレンド初動のタイミングに差し掛かっている可能性が高いです。上値ブレイクでのロング、反落確認でのショートという柔軟な戦略で、リスクを抑えながらチャンスを狙うことが重要です。
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