2025年4月17日時点で、EUR/USDは1.13459付近まで下落しています。16日にかけての強い上昇のあと、価格は高値圏で一服し、現在は50期間移動平均線付近で推移しています。この下落が一時的な押し目にすぎないのか、それとも本格的なトレンド転換の前触れなのかが注目されています。
チャート出典:cTrader
上昇トレンドの勢いが鈍化しており、1.13800付近では上ヒゲの目立つ陰線が連続しています。これは買いの勢いが弱まり、売り圧力が強まっている可能性を示しています。現在、価格は50MAの上にかろうじてとどまっていますが、この水準を明確に割り込むと、1.13200から1.13000付近のサポート帯を目指す展開が考えられます。
平均方向性指数(ADX)は16日の急騰時に60近くまで上昇していましたが、現在は40を下回っており、トレンドの勢いが明らかに弱まってきています。これにより、今後は上昇トレンドの一服、あるいはレンジへの移行、さらには反落の可能性も視野に入ります。
MACDラインはまだシグナルラインの上にありますが、両者の距離は縮まってきており、ヒストグラムも徐々に縮小しています。これは買いモメンタムの弱まりを示唆しており、今後デッドクロスが発生すれば、短期的な下落圧力がさらに強まる可能性があります。
現時点では、押し目とみるか、下落の始まりとみるかの分岐点に差し掛かっています。50MAがサポートとして機能する場合は、再び上昇への期待が高まりますが、明確に割り込むようであれば、調整が進む可能性も考えられます。
買い戦略
エントリータイミング:50MAでの反発を確認してから
利確目標:1.1380から1.1400
損切り目安:1.1325割れ
売り戦略
エントリータイミング:1.1330の明確なブレイク確認後
利確目標:1.1300、または1.1275
損切り目安:1.1365超え
上昇トレンドは一旦落ち着きを見せており、現在はサポートを試す局面にあります。モメンタム系指標の鈍化を踏まえると、今後の値動きはやや慎重に見極める必要があります。特に50MAの攻防が注目されるポイントとなるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。取引に際しては、必ずご自身の判断と責任で行ってください。
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本記事は情報提供のみを目的としており、金融または投資の助言を行うものではありません。本文中の分析および戦略は過去のデータや現在の市場状況に基づくものであり、今後変更される可能性があります。投資判断を行う際は、必ずご自身で調査を行い、必要に応じて専門家にご相談ください。
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