エクスネス、6月の取引高は過去最高も横ばい

外国為替証拠金取引（FX）および差金決済取引（CFD）のトップブローカーの一つであるエクスネスが6月の指標を発表し、同月の取引高を約3兆3,200億ドルと報告した。この数字は、前月の全体取引高と比較してほぼ横ばいとなった。

エクスネスの取引高

キプロスに本社を置くエクスネスは、昨年2月に取引高が3兆ドルのマイルストーンを突破し、記録を作った。その1ヵ月後、マッハの取引高は3兆8,800億ドルでピークに達したとFinance Magnatesは報じている。しかし、ピークからの調整にもかかわらず、同プラットフォームの月間取引高は3兆ドルの大台を下回ることはなかった。

4月に月間取引高が3兆ドルに達した後、5月の取引高は3兆3500億ドルとなり、取引需要は連続して3兆ドルを上回った。今回の取引高は前月比ではほぼ横ばいだが、2兆2500億ドルだった2022年6月からは48％近く急増した。

コヴィド19のパンデミック（世界的大流行）がリテール取引に与えた影響により、エクスネスの取引に対する需要は急増した。同プラットフォームの取引高は2021年10月に1兆ドルの大台を超え、2022年3月には2兆ドルに達した。興味深いことに、プラットフォーム上の取引高は、それぞれ1兆ドル、2兆ドル、3兆ドルという重要なマイルストーンを達成した後も、それを下回ることはなかった。

ブローカーは確立された欧州基盤にとどまらず、アジアやアフリカなどの新興市場にも進出し、高いレバレッジを提供することで取引高に貢献した。アフリカでは南アフリカとケニアの2つの規制ライセンスを取得した。さらに今年初めにはウルグアイに事務所を開設し、ラテン・アメリカでの存在感を示している。

過去最高のアクティブ顧客数

取引量とは別に、エクスネスはプラットフォーム上のアクティブ・クライアントの数が過去最高であることも明らかにした。同ブローカーによると、6月には531,511人の顧客が取引し、バランスの取れた運用を行った。この数字は前月から3.1％以上急増した。

さらに、ブローカーは4月から6月までの3ヶ月間に約13億2000万ドルの引き出しを処理した。約13億6000万ドルだった前四半期から減少した。