Coincheck LabsがWeb3開発を支援、UnUniFiプロトコルに投資

UnUniFi Protocolの資金調達は、Coincheck Labsの創業以来2度目の投資となります。

アクセラレーターはWeb3産業の発展を支援したい意向。

アクセラレーターであり、Coincheck暗号取引所のベンチャーキャピタル部門であるCoincheck Labsは、レイヤー1ブロックチェーンとNFTファイナンス（NFTFI）サービスであるUnUniFi Protocolに投資しています。今回の融資額は公表されていません。

Coincheck Labsが発表したプレスリリースによると、UnUniFi Protocolは、ユーザーが保有するNFT（non-fungible tokens）を担保として暗号通貨資産を借りることを可能にします。このプラットフォームは、「インターチェーン・イールド・アグリゲーター」を利用して、暗号商品を自動的に管理します。

UnUniFIはCosmosブロックチェーンプラットフォーム上で動作するレイヤー1ブロックチェーンプロトコルであり、ベータフェーズで2万人以上の参加者を集めました。Coincheck Labsと8つの「主要バリデーター」からのサポートは、間違いなくさらなる発展の機会を提供します。

Coincheck Labsは、2022年1月に資金調達されたCoincheck暗号通貨取引所の最新の追加サービスです。このベンチャーキャピタル部門は、Web3のスタートアップを支援することを目的としています。これまでに、Astar Networkを開発するStake Technologiesに投資し、2番目の投資としてUnUniFi Protocolに投資しています。

「コインチェック・ラボは、暗号資産ネイティブ、NFTネイティブの製品開発に注力する起業家、スタートアップ、およびそのコミュニティを支援することで、日本のブロックチェーンとWeb3のエコシステムを繁栄させることを支援します。コインチェック・ラボは、ブロックチェーンの基本的なアーキテクチャであるレイヤー1からアプリケーションまでのあらゆる製品を対象に、インキュベーション、研究、投資の3段階のサポートを提供しています」とプレスリリースは述べています。

さらに、暗号取引所は、さらなるWeb3開発をサポートするために、Coincheck NFTプラットフォームを開発しています。NFTプラットフォームは現在、ベータテスト中です。

利益減とIPOの遅れ

コインチェックは、日本の金融サービス大手、マネックスグループの傘下にある。上場企業は10月下旬、2023年度第2四半期の決算を報告した。報告書によると、取引活動の鈍化と主要な暗号通貨の価格低迷により、この期間の暗号通貨取引所の損失は4億円であった。

今年初め、Monex Groupは、Coincheckが白紙委任会社Thunder Bridge Capital Partners IVとの合併により、独立した公開会社になると報告した。両者は12億5000万ドルと評価される契約を結び、最終的には2022年後半に行われる予定とされていました。年末まで残り1カ月となったが、同社はSPACの合併に関する新たな情報を発表していません。長引く「暗号通貨の冬」がその原因の一つです。